こんにちは、名古屋の着付け教室「ららきもの」いとうちなつです。
着物を始めるにあたって困るものが必要な道具。名前だけ聞いても何かわからないですよね。家に何かがあるけど分からないと思います。
今回は「スタンダードレッスン」で必要な道具についてご説明します。すべて昔からある一般的な道具です。
レッスンに通う方は、いきなり買わずに教室のものを使用してみましょう。
また、着物一式が何も家にないと初めの一歩は、どうしてもお金がかかります。リサイクル品を利用すると着物は5,000円ぐらいから、帯も3,000円ぐらいから良いものが買えるのでおすすめです。レッスンや体験レッスンにどんどん聞いてください。
なお、夏用の襦袢などについては、下記の記事を参考にしてください。
着物を着るときに必要な道具について
こちらのリンク先の写真をみて形を参考にして、お手持ちの道具と比べながらみてくださいね。もしお家に何か分からない着付け道具があったらレッスンで質問してください。
お値段は品の良いものは当然お高いです。一生使うものとすれば、そちらの方が明らかにお買い得なのですが、最初の一歩にはハードルが高いので、あえてお手頃のものを集めています。練習用の一枚としてご参照ください。
1.着物
これは画像は割愛します。着物の衿(えり)に「広衿(ひろえり)」と「バチ衿(えり)」があります。
広衿は衿の幅が広く、折って着るものです。首の真ん中にスナップボタンなどが付いているのがこのタイプです。レッスンではこちらをお持ちください。
バチ衿はすでに幅が作られているので折って着る必要がありません。浴衣などカジュアルな物はバチ衿で仕立てられていることが多いです。
新しい反物を買って自分のサイズに仕立てるのが基本ですが、リサイクル品を活用するのも良いですよ。
2.肌襦袢(はだじゅばん)
一番下につける上半身の下着です。上下ワンピースタイプの下着もありますが、ららキモノのレッスンでは別々のものを使用します。普通体型の方はMサイズ、ふくよかな方はLサイズをおすすめします。メリットはレッスンでたくさんご説明します!
3.裾除け(すそよけ)
一番下につける下半身の下着です。はじめは綿やキュプラがよいかなと思います。上下ワンピースタイプの下着はレッスンで使用しません。普通体型の方はMサイズ、ふくよかな方はLサイズをおすすめします。
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4.長襦袢(ながじゅばん)
着物の下に着ます。着物を着ている人の、エリの下からチラっと見えるもう一枚の白いエリは長襦袢のものです。上下に分かれている半襦袢もありますが、レッスンでは長襦袢で行います。また、季節により素材が変わります。
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5.衿芯(えりしん)
長襦袢の襟に差し込んで使います。衿元がピシっと決まります。1本使用します。プラスチック製のものがお手軽でしょう。
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6.腰紐(こしひも)
着物を整える紐です。最初はモスリンの腰紐を買えば良いです。着物までの着付けで4本使用します。レッスンでは5本お持ちください。ららきものでは、腰紐でキレイに着物が着れるため、ウエストベルトやコーリンベルトは使いません。
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腰紐の長さが心配な方は長尺の物もあります。
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着物をよく着る方は、絹地の腰紐もおすすめ。
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7.伊達締め(だてじめ)
長襦袢を着た後に胸元を整えます。1本使用します。はじめは博多織が良いでしょう。マジックベルトタイプなどがありますがレッスンでは使用しません。
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長さが心配な方は長尺タイプもあります。
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8.半幅帯(はんはばおび)
幅が17cm前後の帯です。浴衣などで締める帯ですが、普段着の着物で大活躍します。私はほとんど半幅帯で過ごしています。レッスンでは3回目に半幅帯の結び方を覚えます。
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9.名古屋帯(なごやおび)
お太鼓結びで使用します。胴に巻く部分が半分の幅になるように縫われています。
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10.帯板(おびいた)
帯の胴の部分にシワが寄らないように下に台紙のように入れます。普段着なら付ける・付けないはご自由にです。私は普段は付けていませんが、きれい目でお出かけしたい時は付けます。
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11.帯枕(おびまくら)
お太鼓結びをする時に、背中の一番上の山の形を作ります。本体の左右に紐か、本体自体がガーゼに包まれています。
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13.帯締め(おびじめ)
帯を固定するために使用します。着物を正面から見ると、帯の中央に結ばれています。
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14.帯揚げ(おびあげ)
帯枕の左右の紐を隠します。着物を正面から見たときに、帯の上線に少し見えるため、コーディネイトのアクセントとなります。
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15.着付けクリップ(きつけくりっぷ)
お太鼓結びをする際に、一時的に帯を留めるために1個使用します。洗濯バサミで代用可能です。
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15.足袋(たび)
白い足袋は基本に持っておいて、あとは普段着ではカラーの足袋や足袋ソックスなど好みに合わせてどうそ。
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16.草履、下駄(ぞうり、げた)
画像は割愛します。草履はフォーマルからカジュアルまでさまざま。下駄はカジュアルな着物でよく履いてます。
17.補正用のフェイスタオル
補正用の道具は色々ありますが、レッスンでは長細いフェイスタオルを厚みによりますが3本〜4枚を使用します。粗品で貰うペラペラなタオルの力をここで発揮させましょう。
18.和装ブラ
持ち物としては書いてませんが、洋服のブラジャーでは段差が出来てしまうので、着物ではスタイルが悪くなってしまいます。ワイヤーが入っていたら腰紐に当たりますしね。和装ブラをすると、胸元がかなりすっきりします。ぜひお試しください。小さい胸の方でも効果がわかりますよ。
こちらの記事でも書いてます。「着物での下着はどうしてる?和装ブラと代用品について」
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以上が、着付けで使う道具です。ららきもののスタンダードレッスン で使用するものになります。
コーリングベルトなどの便利道具は、普段着物をきない方が着物の構造をよく理解せずに作ったものが多いです。だって無くても普通にキレイに着れますから笑。
なので、基本の道具を使いましょう!