着物のお話

調整不要!いつも真っ直ぐなおくみ線にする方法

こんにちは、名古屋の着付け教室「ららきもの」いとうちなつです。

きものを習ったことがある方や、自分で着る方で「衽線(おくみせん)」が上下で合わないって言う悩みの方いますよね。

おくみ線とは、着物を羽織ると自分の正面に見える布の境界線です。

私の場合は普段着る時に、おくみ線を合わせて、、、なんてことやっていません!
ズレてるか合ってるか見てすらないですよ笑

それでもいつもおくみ線は上下ぴったり合います。それはなぜか。
これは着物の布を正しく体にあてている証拠です!!

着物の形はとっても優秀なので、布におまかせしておけば、上下まっすぐ揃うように出来ています。
着付けの時に、おくみ線を上身頃と下見頃で合わせるという工程を習う着付けもありますが、合わないってことは、何か工程で布に無理をさせていることになりますよね。

布が行きたくない方向にひっぱったり、布が紐に噛んでいたり、、どこかの布の位置がずれていると、おくみ線のズレは鮮明に現れます。

この着物は衽線のところで生地が変わっているので、非常にわかりやすい!

特に難しいテクニックはないと思います、ただただ布に無理をさせてないかってこと。

だから、スタンダードレッスンを受けていただいている生徒さんも綺麗に合ってますもの。(むしろ、おくみ線を合わせ!って伝えないので、気づいてないかも笑)

気にしないと言いつつも、ピタっと合うととても気持ち良いものですね!

ちなみにおはしょりも真っ直ぐ。勝手にそうなるんですから、着物の形ってよくできています。

 

きもの初めてさんの方も8回で着られるようになるスタンダードレッスン。個人レッスンなので、襦袢や着物に関する疑問もレッスン中にどんどん聞けます。