着物のお話

着物は紐が苦しい?ご飯食べられない?紐の使い方間違ってかも

こんにちは、名古屋の着付け教室「ららきもの」いとうちなつです。今日も言われました「着物を着てるとご飯たべられないですよね?」答えは否。

着物を着ると紐が苦しいって思ってる方、ご飯食べられないって方が多いみたい。普段着物を着ない人が着物を着る機会って、結婚式や成人式などでしょうか。それは、通常のご飯よりめちゃくちゃ美味しい食事の機会!!それなのに食べれないなんて悲しすぎる。。

私、着物を普通の人よりたくさん着て生活してます。週に4〜5日ぐらい。私と食事に行ったことある人なら知ってのとおり着物着てる時も結構食べます。先週も夜ご飯にカレーをたらふく食べてからの、ドーナツ4ツ食べましたし。(ただの食い意地。。)

しっかり締める腰紐。でも正しく締めれば苦しくない!

ご飯が食べられないと言ってる人の着付けをちゃんと見ないとハッキリとは言えませんが、一番の原因が紐の位置と思います。複数の要因があるでしょうけど、紐の位置をまず正しい位置に置いたら変わると思います。

腰紐は読んで字のごとく腰に当てて使うもの。腰のどのあたりかが重要ですが、このへんはレッスンでお教えします。着物の丈が長くておはしょりが長くなる対策で腰紐をお腹の高い位置で締めると、ご飯たべた時に思いっきりヒットしますよ。腰が肝心。腰紐は着物の紐の中で一番力強く締めますが、正しい位置で締めると苦しいとはなりません。

ご飯が食べられる!着物で気持ち悪くならない胸紐の位置

胸紐も、みぞおちにの位置に入っちゃうとご飯を食べる以前の問題で吐いちゃうかも汗。力加減も着物が着崩れると思ってやみくもに締めると、そりゃあ苦しいでしょう。力はかけてません。力加減は本やネットではよく分からないから体感するのが一番いいと思います。

着物は着る凶器じゃないんだから安全に(普通に)着ましょうね。

着付けしてもらってる時に気持ち悪かったらハッキリ伝えましょう

着物を自分で着る人なら正しい位置を覚えれば良いんだけど、着付け師さんに着付けてもらう機会の方が多いかもしれませんね。

着付けの方もプロとはいえ、自分で着物を普段着ていない人がほとんど。本当は着付けする側に問題があるよね。これは困った。お客様の着物が着崩れないように必死で紐や帯を締めるあまり、お客様のことを忘れキツくなりすぎたり、紐の位置がよくなかったりするかもしれません。

やっぱり着付け中にちょっと違和感や苦しさがあったら、着付け師さんに伝えましょう。着てしまってから1時間も経たずに脱ぎたくなったら意味がありません。

着物は生活する衣服。苦しかったら問題ありです。

まずは着物が苦しいものだって概念を捨てましょう。着物からかけ離れた生活なのでイロイロ見た目でイメージしがち。着物はお飾りの衣服ではなく、これで生活していくものなので普通の過ごせるんですよ。(もしかしたらそれ以上に)

レッスンでは紐の位置も体の部分で示します。紐を締める強さも体感してみてください。そして着物を普通に着て過ごしましょ!!

 

追記。私は今日のランチもモリモリでした笑(もちろん着物さ)

家の近くにある「月のひなた」さんのランチはおかずの品数が多いし味付けが美味しい。量も多いのでありがたい。あと、デザートセットにすると付いてくるチーズケーキもおいしいんです!