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着物を着ると、姿勢が整う?暮らしを整えるフレームとしての着物

こんにちは、ららキモノです。

今日はちょっと視点を変えて、「着物って、じつは“生活のフレーム”だったんですよ」というお話をしてみたいと思います。

「着物って動きにくい?」

着物って、ちょっと動きにくそう、堅苦しそうって思われがちですよね。
たしかに、洋服みたいに腕を大きく振ったり、足を広げたりはしづらい。
でも、それって実は悪いことばかりじゃないんです。

着物を着ると、自然と背筋がすっと伸びたり、歩き方がゆったりしたりしませんか?
それは、着物が“身体の動きを整えてくれる”からなんです。

着物は「まっすぐ立つ」ことを助けてくれる

たとえば、帯を締めるとお腹のあたりが意識されて、なんだかしゃんとします。
姿勢が整うと、呼吸も深くなって、気持ちまで落ち着いてくる。

袖を大きく振り回せないからこそ、脇が自然と締まって、体の軸がまっすぐになります。
それって、実はとっても健康的。
無理にがんばらなくても、自然と「いい姿勢」に導かれていくんですね。

毎日の“動き”を導く「フレーム」

着物を着ていると、立ち方・座り方・歩き方・物の持ち方まで、ちょっと丁寧になります。
それは着物が「気をつけなきゃ」と思わせるからではなく、着物自体が、私たちの動きを“そっと整えてくれる”から。

まるで見えないレールの上を歩いているように、自然と無理のない動作になる。
それが、着物の持つ「生活のフレーム」としての力なのです。

現代は「フレームのない暮らし」?

いまは便利で動きやすい洋服が当たり前。
どんな姿勢でもできるし、どんなスピードでも動けます。
でもそのぶん、背筋が丸くなったり、歩き方が雑になったりしてしまうことも。

「疲れやすい」「集中できない」と感じるのは、もしかしたら“身体が整っていない”からかもしれません。

着物を「たまに着る」だけでも

毎日じゃなくてもいいんです。
ときどき着物を着ることで、自分の身体の軸や、呼吸の深さに気づけるようになります。

「着物を着る」とは、
ただオシャレをするだけではなく、
自分の身体や暮らしを整える“生活のリズムを取り戻す時間”なのかもしれません。

おわりに

ららキモノでは、こういった“着物を通して暮らしがちょっと整う”ような感覚も大事にしています。

初心者さんも、久しぶりの方も、身体にやさしい着付けから始めてみませんか?

「着物って、なんだかいいな」
そう感じてもらえたら、うれしいです。